ガイドさんはビーチサンダル!絶景の山登り|南インド・ケララ州

西はアラビア海、東は西ガーツ山脈

ケララの地図

ケララの地図

インドの南西部に位置するケララ州、細長い形をしています。
西はアラビア海、東は西ガーツ山脈に挟まれた立地です。

週末を山で過ごすのが好きな人も多いのですが、友人の一人が山へ行くからと声をかけてくれました。

インド号の廣瀬は、今回ヒマラヤトレッキング後にケララにいる田村の元へ会いに来たほど山登りに慣れていて、田村は遠足くらいしか山に登った経験がありません。
どんなすごい山へ誘われているのかもわからないので、田村はちょっと不安でした。

カラリパヤットゥの師匠のお宅に住み込みでマッサージを学ぶ日々だった田村は、ずっとビーチサンダルか裸足という生活。インド入国以来、スーツケースにしまいっぱなしだった靴と靴下を引っ張り出しました。服装は…まぁ動きやすい格好できっと大丈夫でしょう。

山の宿へ向けて出発!

早朝から歩き始めるために、前夜にカヌールを車で出発しました。
「遠くないよ〜」と言われていたのですが、思ったよりずっと時間がかかりました。
途中、恩師のアーユルヴェーダドクターの実家の近くを通りました。前回ドクターの森へ連れて行ってもらったときも、こちらの方だった気がします。

山が近づいてくると、暗闇が濃くなりました。
森の奥に目をやると、野生の鹿の群れが走り回っている姿も見えました。
ちょうどその頃、車が悲鳴をあげはじめました。
ずっと運転してした友人も疲れてしまいました。
路上に車を停めて、ちょっと一眠り。

さぁ、再び出発しましょう!
登山口にあるロッジに到着したのは、まだ夜が明けないくらいの深夜。
眠気が覚めるほど見事な星空が広がっていました。
とっても寒いですが、毛布にくるまりしばらく星空から目を離せませんでした。「来てよかった!」

山の民の食堂

少し眠って早朝、近くの集落にある食堂へ朝ごはんを食べに行きました。

この辺りは、原住民族が住んでいるのだそうです。
見た目は普段会っているケララ人とあまり変わらない気がしますが、生活週間などいろいろと違うそうです。

食堂で、どんなメニューがあるか尋ねてみると、町中とは違って種類は多くありません。イドゥリーとプットゥという蒸したものを食べました。ケララの朝ごはんの定番です。
▶ 南インド・ケララ料理ガイド②:朝食編

山の民の食堂

山の民の食堂

山で食べるお弁当用にも、同じものを買いました。
一人一本、大きなペットボトルのお水もここで買って持って行きます。

登山開始!

この山は保護されているので、入山料とガイドが必須です。
ガイドさんは、ケララ州の公用語マラヤラム語オンリー。友人が英語に通訳してくれます。

ガイドさんは、細い体に、ビーチサンダル履き、迷彩柄の軍服?という姿。一見怖そうです。
私達の分も、ペットボトルの水をビニール袋に入れて持って行きます。
山登りといっても、想像をはるかに超えるカジュアルさ!

インド号も、持っている方が危険だということで財布も何も持たず、カメラと日除け用に布を持っているだけ。
こんな姿でいいのかな?
一応、友人は小さなリュックを持っています。

山歩きに慣れている廣瀬と、素人田村。
道端に落ちているアーユルヴェーダのお薬の原料を見つけたり、やんややんやと楽しみながら、のんびりペースで歩いていると「早くー!」と何度も友人に追い立てられました。笑

途中ウォッチタワーと呼ばれる展望台がありました。
お水を飲んで休憩。インドでは浄・不浄という考え方が根付いていて、ペットボトルは口を付けずに飲んで回し飲みします。
小さな子どもも本当に上手に口を付けずに飲むのですが、インド号はしばしば失敗してビショビショになってしまいます。それも楽しいのですが。

ついさっきまで象が大地に寝転んでゴロゴロしていたという跡を発見したり、虎の足跡を発見したり…。自然いっぱいの山です。
象は、温厚に思ってしまいがちですが、遭遇すると危ないです。

昔々、聖者が医療目的で集った洞窟

巨大な石を積み上げたような明るい洞窟は、昔々は聖者たちが医療目的で利用していた場所だそう。現在では、世界有数のコウモリの巣窟。
大量のコウモリが鳴きながら飛んでいました。驚かさないよう、音を立てず、フラッシュもダメです。
鳥ならではの臭いが充満していましたよ。(2015年11月現在、Kerala Forest departmentにより立ち入りが禁止されています)

コウモリを見るインド号田村とガイドさん

コウモリを見るインド号田村とガイドさん

山でお弁当

日差しを避けられる岩の中。ここでランチです。
ビニールに入れたり、バナナの葉で包んでくれたランチ。
なかなか開かず苦戦しました。

楽しい岩登り

尾根歩きや、岩登り下り、洞窟を抜けたりという楽しい冒険!
離れた岩は、ドキドキしながら飛び越えました。

途中、山の薬用植物を見に来たという医学生たちの集団と出会いました。
みんな手に普通のバッグを持って、足元は裸足!!こんな山歩きも大したことではないみたい。すごいなぁ。

最後の大岩、そして頂上へ!

山歩きの途中、隣の州へ入りました。
州を行ったり来たりしながら、目的の岩山に到着。
大きな大きな岩はつるりとした見た目。
疲れてしまった友人は、岩の下で待っていると言いましたが、インド号はその上からの景色を見たくてたまりません。
ガイドさんと駆け上がり、頂上からの絶景を満喫しました。

ケララの山でバンザイ!

ケララの山でバンザイ!

動物の活動時間がやってきます

夕方になると、虎や象の活動時間になるので危険です。
帰りは少し早足です。途中、少し日が落ちてきた頃、遠くで虎が吠えるのを耳にしました。
どのくらいの距離にいるのかわかりませんが、虎が住んでいる山というのがグッとリアルに感じられ、本当に急いで戻らないと危ないと感じました。

だいぶ暗くなりました

だいぶ暗くなりました

登山口に戻ったころ、ちょうど日が落ちました。

宿のオーナーに、ご飯をご馳走になりました。
原住民族の商店へ立ち寄り、この地域で採れるはちみつを味見したり、アーユルヴェーダを見つけたりしました。

さぁ、明日はジャイプールへ向かう日です。急いでカヌールへ戻りましょう。

動画で見る

地図

インド号の最新情報

インド旅本 第二弾!「INDIA is #2 "positioning"」販売中ストアで見る≫
+