日本で知るインド!国立民族学博物館(みんぱく)へ行ってみよう|大阪

インド情報が充実している国立民族学博物館(みんぱく)とは?

何年も前から行ってみたい!と願っていた国立民族学博物館(愛称:みんぱく)へ、ようやく来ました!EXPO 70’の跡地にある大きくて立派な博物館です。

インドの刺繍や布をはじめ、世界各地の気になる民芸や文化・生活を体験できる博物館です。

アクセスは、地下鉄御堂筋線で「千里中央」まで行き、大阪モノレールに乗り換えて「万博記念公園駅」下車。
次の「公園東口駅」からも徒歩15分程度と、同じくらいの距離なのですが、公園中央口から入場するこちらの「万博記念公園駅」の利用がおすすめです。

ゲートで、みんぱくの常設展(大人420円・高校/大学生250円・小/中学生110円)や特別展のチケットを買うと、有料の公園を通ってみんぱくへ行くことができます。

入って正面に、どーーーんと大きな太陽の塔がそびえたっています!
前に広がる青々とした芝生。太陽の塔が、こんなに大きかったとは!!思ってた以上のインパクトでした。
自由の女神より20mほど大きいそうなので、完成当時さぞ驚きに満ちたことでしょう。

そのまま公園を突っ切ると、みんぱくに到着します。
今やっているのは韓日食博。これもまた気になるテーマなのですが、まずは常設展へ。

みんぱくマップ

みんぱくマップ、キッズ用

無料で利用できるエリアに、特別展とリンクした内容の食事や飲み物が楽しめるレストラン(現在は韓国料理)、ミュージアムショップ、映像ギャラリーなどがあります。
重い荷物を持っている方にうれしいコインロッカーも用意されています。

2Fのチケットを見せるカウンターでは、電子ガイドを貸してくれます(無料)。
音声だけでなく映像でも解説してくれるそうです。

世界の文化マップ、キッズ用

展示は、オセアニア・アフリカ・アメリカなどエリア別だったり、音楽・お祭・言語などのテーマ別に分かれています。

展示を観てみましょう

オセアニア

ニュージーランドから始まります。マオリ族の衣装や伝統の建物(高床式倉庫パータカPātaka)、亜麻の編みものなどが並びます。
そして隣国オーストラリアは、隣でも全然違う国。アボリジニの模様の意味をお勉強できました。

アメリカ

調理具の中に、ペーストにするツールを発見しました。
インドではアンミと呼ばれています。カレー作りに、アーユルヴェーダやカラリのお薬作りに、今でも大活躍しています。

ずらりと並んだ衣装も、民族によってさまざま。カラフルな縁取りやタッセルなど、とてもかわいいです。

ヨーロッパ

先進国と途上国に分類されることって多いですよね。
そうすると、ヨーロッパは先進国になるでしょう。でも、こちらに展示されている昔の暮らしを見ると、どこの国でも同じように編んだもの、木や自然素材から作ったツール、そして家を作り、何かをまとうという、共通するものを感じることができます。

アイロンは、インドで今も現役の炭を入れて使う鉄製の重いタイプでした。
炭を使う利点として、道端や停電時にもアイロンを使うことができます。とても重いアイロンですが、何枚も布を重ねた状態でもピンと皺を伸ばすことができていました。

アフリカ

カラーがガラッと変わります。古いものばかりでなく新しい今の文化も展示しているところが、この博物館のおもしろさ!
アフリカで流行っているという、トリックアートの中に自分が入り込んだように撮影するというもの。自然に座った感じにするのは、ちょっと難しかったです。笑

アフリカの乗り合いバスや、サハラ交易の大きな岩塩。実物大のお店や屋台もありました。
奴隷貿易や植民地支配といった歴史の記録も欠かしません。

言語

世界各地の言語のマップがありました。グレーはすでに消滅した言語。
たくさんの言葉がある中で、もっとも集中して言語の種類が多かったのがインドでした。
公用語が22も?!インドの言葉

日本でも、方言を残そうという教育が行われはじめていますが、方言てとてもおもしろいと思います。屋久島を訪れた時、小さな島というイメージなのに、集落が違うと言葉も料理も違いがありました。そしてそれをお互いに知りませんでした。行き来する機会が少ないと、独自の風習は廃れづらいのですね。

各国語に翻訳された星の王子さまはらぺこあおむしが置かれていて、見る・聞く・読むの体験ができます。

星の王子さま―オリジナル版 はらぺこあおむし エリック=カール作

南アジア(インド・ネパールブータン

南アジアマップさて、インドを含む南アジアにやってきました!

入ってすぐ目に飛び込んで来たのは、オリッサ州の神さまジャガンナート Jagannath。カワイイ!編んで作ったガネーシャは、ビハール州のもの。先日ビハールで見てきたばかりのミティラー画(マドゥバニ画)もありました。

ビハール州フォークアートの旅3:ミティラー画 小さな村編
ビハール州フォークアートの旅4:木々の伐採を防ぐミティラー画の神さま

ムンバイでダッバーワーラーが運んでいたようなお弁当箱や、Vishallaで食事に使った葉っぱを加工したプレート、イドゥリー用蒸しプレートなど、今でもインドで見かけるツールが並びます。
ムンバイ名物:お弁当配達人「ダッバーワーラー」を探せ!
念願叶う!グジャラート料理のテーマパーク Vishalla(ビシャラ)

ケララのマラヤラム語で書かれた聖書や、シク教徒用の付け髭や付け髪、ターバンおさえなど、普段はなかなか覗けないものまで。

インドのアップリケ

染織や木版の様子がわかるコーナーや、ネパールのビーズ細工屋さんを模したコーナーも。領収書まで用意されています。

さまざまな刺繍の技法は、わかりやすく表と裏が見られるようになっています。横から針を指している様子を見ることのできる展示方法も新鮮!

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タミルから来た山車など、こんなものを日本によく持ってきましたね!と感激してしまうようなものがいっぱい。さすが国立です!

ブータンの夏用テントは、目が粗く風をよく通しそうです。ヤクの毛で織られたこのテントは、スパイダーテントって呼ぶそう。後ろにタルチョが飾られています。すてきなブッダもいましたよ。

日本やその他

じっくり見ていたら閉館の5時が近づいてきました。急ぎましょう。

キンマ入れ

インド以外の国も、キンマの葉を利用するのですね。タイ・ミャンマー・カンボジアなど各国から集めたキンマ入れだけでケースが一つ埋まっていました。

日本のコーナーでは、熊本の八朔祭の仁王像が迫力満点!天井に届きそうな大きさの力強い像なのですが、その全てが松ぼっくりや樹皮など野山の自然素材でできているのです。
ほのぼのする田の神もお気に入り。

中庭には、実際の大きさの韓国の伝統家屋(韓家)まで!
音楽コーナーには、ギターや打楽器のコレクションが並べられいて、実際に動画に合わせてドラを鳴らしたり演奏することもできます。

ミュージアムショップ

閉館ぎりぎりに飛び込んだミュージアムショップ。
お目当ての絶版の本はなかったものの、本も充実していて、世界のごちそう博物館など、おもしろい物がいろいろ揃っていました。

世界のごちそうシリーズ、カレー各種

数時間があっという間に経ってしまい、気になる特別展「韓日食博」に行く時間も、七味づくりのワークショップや、韓国と日本の発酵文化を体験する料理講座を覗く時間も、まったくありませんでした。今度は朝から一日の予定で来ます!

みんぱく発行書籍

100問100答・世界の民族100問100答 世界の民族生活百科食べられる生きものたち: 世界の民族と食文化48世界民族モノ図鑑世界民族博物誌

楽しそうな本がいっぱい!

みんぱく詳細

施設名 国立民族学博物館(みんぱく)
住所 〒565-8511 大阪府吹田市千里万博公園10-1
電話 06-6876-2151(代表)
時間 10:00 – 17:00 (入館は16:30まで)
定休日 水曜日(祝日の場合、翌日が休館日)
年末年始(12月28日 – 1月4日)
料金 常設展(大人420円・高校/大学生250円・小/中学生110円)
交通手段・地図

詳しいアクセス
公園中央口のゲートでみんぱくのチケットを購入し、有料の公園内を通って行くコースがおすすめ。

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