アーユルヴェーダハーブ3:最強の滋養強壮!チャヴァナプラーシュ

アーユルヴェーダは滋養強壮が得意です

インドで約5000年前から伝えられてきたアーユルヴェーダには、内科や外科はもちろん、日本ではあまり馴染みのない強壮科(サンスクリット語:रसायन Rasayana ラサーヤナ 英語:Rejuvination)という分野があります。

滋養強壮が必要になるケースは、慢性的な、例えば元々の体の弱さや加齢、もしくは一時的な病中病後のときなど。
「免疫力が落ちる」という表現は、よく耳にすると思います。そんなときは、風邪を引きやすくなったり、調子が戻りにくくなったり、長引いたり、いろんなことに影響してしまいます。
免疫力は、一発で回復するようなものではなく、少しずつ強くしていくということが必要です。

2種類のチャヴァナプラーシュで実験

滋養強壮を得意とするアーユルヴェーダには、たくさんの強壮薬があるのですが、その中でも一番有名なのが、今回ご紹介するチャヴァナプラーシュ(Chyavanprash、Chyavanaprasam、チャヴァナプラッサム、チャヴァナプラッシュ、チャワナプラーシュ)です。

インドではスーパーマーケットでも売っているくらい、アーユルヴェーダという枠を超えて一般的な栄養剤的な位置づけ。

はじまりは聖者チャヴァナ

Chyavana

チャヴァナプラーシュのはじまりには、一人の聖者が深く関わっています。
昔々、年老いた風貌のチャヴァナ Chyavanaという聖者が、半ば強引に結婚したのは若くて美人の奥さん。
あるとき登場したのは若い男性。自分のことなんか好きじゃないだろうと疑ったチャヴァナは、お薬で若返り、若い男性と似た姿になりました。奥さんは、見分けがつきません。でも、ちゃんとチャヴァナを選んでめでたしめでたし。

無理に結婚されて不幸せだったのではなく、年老いていたのが不満だったのでもなく、チャヴァナという人間を愛していたのですね。

このとき若返りのために食べたのが、チャヴァナプラーシュです。

主な原料

アーユルヴェーダのお薬の種類の中でも、舐め薬(Lehya、レイヒヤ)という分類に入ります。

インド号が学んだケララ州のアーユルヴェーダ病院では、アムラ(Amla、Amaraki)というレモンの約10倍!しかも熱で壊れにくいビタミンCを持つ果物の季節に一年分を作りました。
たくさんのスパイスやハーブ類を材料にしたとっても贅沢で特別なペースト。ジャムと呼ぶ人もいます。わたしがお手伝いした病院のレシピは、30種類以上の材料を使って作りました。

チャヴァナプラーシュの材料

  • アムラ
  • ダシャムーラ
  • バラ
  • ムシタ
  • アシュワガンダ
  • シャタヴァリ
  • カルダモン
  • シナモン
  • クローブ
  • 長胡椒
  • ごま油
  • レーズン
  • はちみつ
  • ギー
  • その他いろいろ

一つ一ついかにも元気になりそうな材料を贅沢に使い、丁寧に調理して作ります。
あるアーユルヴェーダ製薬会社の社長さんからは「栄養価が高いから非常食として準備しておいてはどうか?」と提案されたことも。

はたしてお味は?

味は、スパイシーで甘いです。

見た目に一瞬警戒するものの、「意外と好き!」という感想ばかり。

実験!溶かしてみよう!

固いペーストでも、お水に浸けてみるとサラサラと、意外にも簡単に溶けます。

今回は、柔らかめの黒色ペーストと、固めの茶色ペーストを使ってみましょう。
製薬会社によって、味やペーストの固さが異なります。。

質感や味は異なっていても、どちらもよく溶けます。 

滋養強壮以外にも、こんな時にオススメです

  • 心臓
  • 痛風
  • 記憶力
  • 長寿
  • 消化など

チャヴァナプラーシュの摂り方

一般的に、お薬を飲む時は水や白湯ですよね?
でもアーユルヴェーダのお薬は、どんな飲み物と一緒に摂るのが一番オススメか明記されていることも多く、チャヴァナプラーシュの場合は牛乳です。
カパという性質が多い方は水。何も書かれていない場合も、水です。性質については、アーユルヴェーダの基本②:アーユルヴェーダの分類 5大元素・ドーシャとは?をご覧ください。

寝る前に、大さじ一杯ほどを舐めてみましょう。
体に合うようでしたら、適量を続けてみるのがオススメ。
たとえ体にいいものでも、食べ過ぎは禁物です。

日本から購入するには、アメリカのオンラインショップiherbで売っているOrganic India社製のChyawanprash 100% Organic Herbal Jam, 8.8 oz (250 g) が安心・有名でオススメです。2016年4月29日現在 ¥1,362

どうも元気が出ないという方、パワーが弱ってきていると感じる方は、チャヴァナプラーシュにチャレンジしてみては?!

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