アーユルヴェーダ生活のはじめ方

アーユルヴェーダって難しい?

アーユルヴェーダは元気な生活の指針。使ってこそ活きます!
何千年もの間、生活の中で使われてきたからこそ、今も残っています。

日本で数年間アーユルヴェーダを勉強した方や、セラピストとして活躍している方々から「アーユルヴェーダを学校で習ったけれど、実際に生活に取り入れる方法がわからない」と相談を受けることが度々ありました。

反対に、学校ではアーユルヴェーダを学んでいないインド号の廣瀬は、アーユルヴェーダを理解し、とても上手に取り入れて生活し変化してきました。
インド人の生活にアーユルヴェーダが入り込んでいると感じることも多いのですが、彼らもアーユルヴェーダを学んだわけではありません。

アーユルヴェーダは、アーユルヴェーダと認識していなくても、理論を学んでいなくても、誰でも取り入れることができます。

では、まずは自分の変化や体や心のメッセージに、気づくことからはじめてみましょう
そして続けてみてください。きっと何かが変わります。

むずかしく考えずに一読してくださいね。

アーユルヴェーダ旅行グッズ

夏に旅行に行きました。その時、旅先でも行っているアーユルヴェーダ的習慣を客観的に見つめてみました。それがわたしにとっての、いつでもどこでも続けたいアーユルヴェーダだと思ったからです。

でははじめに、旅に持って行ったアーユルヴェーダグッズたちをご紹介します。

舌磨き

舌みがき

朝の舌磨きは欠かせません。舌こけ(舌苔、ぜったい)を取って味覚をアップしたり、口臭を予防したり、食欲を刺激したりします。
舌クリーナー/舌みがき/タンクリーナー/タングクリーナー/タンスクレーパーなど、いろんな呼び方で販売されています。  電動舌ブラシまであるんですね。
インド号オンラインストアでもインドで買ってきた舌磨きを、使い方ミニブック付きで販売中!

ココナッツオイル(夏)、ごま油(それ以外の季節)

ココナッツオイルは、髪も顔も全身も全てに良いオイルです。約20℃で固まるのですが、暑い季節は使用しやすいです。 固まりづらいごま油もとてもオススメです。
 インドで購入してきたものを利用していますが、それが無くなったらこのnow foods virgin coconut oilを使いたいと思います。
アーユルヴェーダとオイルの深い関係

ローズウォーター

ローズウォーター

目に入っても安心というより、むしろ歓迎なローズウォーター。
 ほてったとき、洗顔後、いつでも使えて便利です。特にピッタ体質の方にオススメ。
 インドの病院ではバラの蒸留液を使っていましたが、手に入れやすい、口に入っても問題のないローズエキス入りのスプレーを使用しています。
アーユルヴェーダの分類、5大元素やドーシャとは?

ペインバーム

薬局でも手に入るタイガーバーム
 で代用可能。激しい運動の前後や、痛む部位に塗り込むと、痛みの予防や緩和になります。
 擦り傷などのむき出しの傷や粘膜には塗ってはいけません。とてもしみます。

ムリヴェンナ

ムリヴェンナ

ケガや火傷などによく登場するアーユルヴェーダオイルMurivennaです。こちらのオイルに関しては、日本では入手が難しいので、ネット通販やインドのアーユルヴェーダ薬局で購入してください。

オーロメア社の石けん

オーロメアのトゥルシ・ニームソープ

ココナッツオイルやひまし油、サンダルウッドにニーム、アムラ、ターメリックなど、アーユルヴェーダハーブがたっぷり入った石けん Auromere, Ayurvedic Herbal Soap, Sandalwood-Turmeric with Neem。全身OK。泡立ちも良く、肌が乾燥しにくく使いやすいです。これを普段から無印の容器に入れて使用しているので、そのまま持ち出すだけ。

スナナチュールナム

自然なせっけん比較テスト

インドの体を洗う粉で、スナナチュールナSnanachoornamといいます。中でもNenmeni Vakaという商品を一番利用しています。洗面所に置いて、手洗いや洗顔に使用します。

他にもインドやシンガポールで購入したmeeraという洗髪粉やauromere mud maskを利用しますが、国産のクチャ髪洗粉という沖縄の深海の泥の粉末もよく利用しています。
粒子が細かく肌当たりがよく、油脂を落とす力が強いので保湿してくださいね。現在まるっきり同じ製品は販売されていないようですが、琉球泥灰岩 くちゃが良さそうです。

各パウダーの、粒子の比較や、水を垂らしたときの浸透具合など、写真で比較してみてくださいね。クリックすると拡大します。

粉が残りやすいので、温泉や大浴場などの公共の場では使わないようにしています。

生活のリズムをつくろう

普段の生活で心地よいリズムを作っておくと、心地よいリズムがわかっているので、どこでも体調を崩しにくくなります。

早寝早起き

22時前は寝付きがよく、6時前が寝起きがいいのです。日の出頃の空気は気持ちいいですよ。
 わたしの現在の理想は22時就寝5時〜5時半起床です。あえて早く眠るというより、22時頃にはもう眠くて眠くて仕方がないようになりました。
きちんと生活しよう2:生活のリズムを作ろう

起床後の舌みがき

寝ている間に、アーマという未消化物が舌の上に出てきます。その状態で水を飲んだり食べたりすると、せっかく出てきたアーマを体内に戻すことになってしまいます。そうなる前に、ささっと舌クリーナーでひと撫でしてすっきりしましょう。
 旅先では、いつもよりご飯の量が多かったり、おいしいものを食べたりと環境が変わるので、普段から舌をチェックをしておき、元気なときと比較するといいですよ。

旅行中でも、スペースがあれば行います。夏の旅では、森の中の屋根付きテラスで一人、静かな朝をのんびりと楽しみます。
 でも、ホテルなどに滞在して、床に充分なスペースがないときや、同室の人に迷惑がかかりそうなときなどはやりません。無理やストイックは苦手です。ヨガの理想の場所は、直射日光や強い風などの当たらない安心な空間です。

入浴前のオイル

ベストは全身。できない場合は、頭・耳・足の裏の3点にオイルを塗ります。
でも旅先では難しかったので、入浴前に頭・顔・耳に塗って、足の裏は就寝前に塗りました。やると気持ちがいいです。
簡単!自宅でできるアーユルヴェーダ式オイルマッサージ

新鮮なものを食べる

地元で獲れた新鮮な食べものをおいしくいただきます。
でもわたしにとって、一緒に食べる人や、手料理をふるまってくださる方、そのみなさん達と一緒に楽しくおいしくいただくことの方が大切なので、自分で選ぶとき以外はこだわりません。

食べ過ぎに気をつける

世の中おいしいものがいっぱい。特に旅先で目新しいものに出会うと、ついつい試してみたくなります。外食は量が多くなりがちですしね。

でも食べ過ぎには要注意!
もし食べ過ぎてしまったら、生姜を煮出だしてジンジャーティを作り30分〜1時間おきに飲んで、寝る前までに消化を進めてもらうように胃にお願いします。外出中の場合は、スーパーで生姜を購入して囓ってもOK。

体を動かす

自然の中は、普通に生活していても運動になります。足場の良くない階段や山道。知らぬ間にバランスを取ろうとしたり、踏ん張ったり、大きく足を上げたり、普段使わない体をいっぱい使います。
特別な運動をしなくても、家事をするときなど、積極的に体を使いましょう。

寝る前の運動

動いた後は、ゆったりと伸ばして体を楽にしてから眠ります。かなり体を使った日は、ペインバームやオイルを塗ってマッサージをしてから眠ると、疲れの取れ方が全然違います。なるべく溜めないことが大切。

調子が悪くなる前に休む

みなさんがこれまで風邪をひく前に感じてきた違和感や調子の悪さは、どんなものでしょうか?

一人一人、感じ方や現れ方は違うもの。自分なりの不調のサインに気づいたら、きっと食欲はいつもよりも落ちているはず。自然と消化が弱まるものなのです。
 そんな時は一食抜いて早めに休みましょう
 飲みものも白湯など体に負担のない温かいものにします。不思議と治りが早くなったり、ひどくならずに済んだりしますよ。

リズムを整えるメリット

若い頃は、規則正しい生活ってつまらないものだと思っていました。
意味もなく夜更かししてみたり、ダラダラ眠ってみたり。反抗したり頑張らないのがかっこいいと思ったり。ファストフードを食べて、家のご飯をないがしろにしてしまったり。

心や体が何を望んでいるかではなく、もっと表面の「若い私」が主張しているような状態でした。
でも!その生活は、体や心に「すっきり感」や、湧き出る「やる気」を決して与えてはくれません。

実は、「わかっているんだけどねぇ」という、昔から良いと言われてきたことをやる。それだけで、不思議とリズムが整ってくるものなのです。
リズムが整ってくると、同じような時間に起きたくなり、お腹が空き、排泄したくなり、眠くなるのです。季節がやってくると、花が咲き、実がなり、枯れる。
誰に習わなくても、生きものが持っている不思議な基本本能です。
次から次へと自然と流れ巡ります。あなただけのペースで。

アーユルヴェーダとオイルの関係

「アーユルヴェーダって、おでこにオイルを垂らすやつですよね?」「ごま油でマッサージするんですよね?」とよく言われます。
そうです、それです。

何千年も昔から、アーユルヴェーダとオイルは、切っても切れない関係。だから、使い方がとっても上手なのです。
ごま油が一番オススメされているオイルなので、多くのアーユルヴェーダオイルの原料となっています。
ココナッツオイルが原料のものも多いです。原料に薬草やスパイスなどを足して作ります。病院などでごま油やココナッツオイルを単品で使用することは、ほとんどありません。

ですが、アーユルヴェーダが根付いている南インド・ケララ州の一般家庭では、料理にもマッサージにもココナッツオイルを使います。そこはココナッツが生い茂る大地です。
多く生えていて、手に入りやすく、高価すぎない、太古から土地の人々に使用されてきたココナッツオイルを使うのです。
ココナッツオイルを手搾りしているお店で量り売りで購入するココナッツオイルは、香りやさしく全然酸化しません。

ココナッツが手に入らない地域の人々は、その地域で手に入る油、たとえばごま油やマスタード油などを使います。それこそがアーユルヴェーダ。普段のお手入れには、手に入りやすいもの(安価とか大量生産されている工業製品という意味ではありません)、その土地の人に合うもの、ずっと摂取してきたものを使うのが良いのです。だから、世界中のどこでもできます。
実際、オリーブオイルがメインのスペインでは、セラピストが、オリーブオイルを使ってとてもいい反応が出ていると言っていました。

食べるものと、美容に使うもの

化粧品は高くてあたりまえ?食べ物は安く抑えてあたりまえ?これはとてもキケンです。
 外から入れる、中から入れる。道が違うだけで取り込むのは、自分自身にです。
 ずーっとずーっと昔から、わたしたちの先祖が生きてきて今があります。
 その人たちが、生きるのに必要だったものって何でしょう?
 化粧品も食べものも、体にいい自然なものを選びましょうね。

オイルマッサージをやってみよう

オイルマッサージは、家庭でどなたでも簡単にできます

オイルマッサージのポイント

まずはやってみる

気持ちいいです。「とてもよく眠れた」「風邪をひきにくくなった」「季節の変わり目を楽に過ごせた」「体の調子悪い部分に気づけた」「体が楽になった」「痛みが減った」「目がスッキリした」など、自分との対話や変化が楽しめます。

寒くないところでやる

寒いとイヤになります。

後片付けが楽なように準備する

オイルが余計なところに付かないように、床に何か敷く。体の余分なオイルを拭き取ってから風呂場へ行く。充分に用意してからはじめましょう。

たっぷりの量のオイルを使う

ベチャベチャ垂れる程ではないですが、充分に自分に染みこませるイメージで、何度も入れてあげましょう。

用意するもの

オイル

黒色ではなく白色のごま油を使いましょう。
 人工的なものが入ったオイルや、とても良い香りのオイルはオススメしません。
 右の写真の商品は、200℃の薪の釜で2時間以上もかけて炒った後、丁寧に玉搾りした一番搾りの油です。栄養たっぷりです。 質の良いココナッツオイルを使うのもGood。
アーユルヴェーダとオイルの関係

拭き取るもの

いらないタオル、ペーパータオル、新聞紙など。

敷くもの

床に垂れると掃除が大変なので、新聞紙を何枚か重ねたり、大きなゴミ袋を敷きましょう。

オイルマッサージのやり方

ヘッドマッサージはじめるポイント

早速やってみましょう。
自分でやるときに大切なのは気持ちよさ。慈しむ気持ち。

  1. 部屋を温めましょう。
  2. 手のひらにオイルを取って、最初にウッチーマルマという風やエネルギーの出入りする大切なポイントに塗ります。
    ウッチーマルマの位置:眉毛から指8本上に上がったところ

オイルマッサージのやり方

  1. 少しずつ頭全体に塗り広げ、次に耳、足の裏。この三点には必ず塗ります。時間が許せば、全身に塗りましょう。
  2. オイルは多めに塗って(ぬるぬるするくらい)、10分以上かけてマッサージします。この10分間がポイント。ぐんぐん体の奥に浸透していきます。
  3. 関節のような複雑なポイントはくるくると、まっすぐな骨はまっすぐにしゃっしゃっと、お腹は時計回り、耳や鼻やお尻の穴など体の外と中の出入り口にも塗りましょう。

赤ちゃんからお年寄りまで、どなたにもオススメなオイルマッサージです。ご自分でやっても、やってあげて愛情の伝わるコミュニケーションツールとしても、ぜひご活用ください。

アーユルヴェーダ式オイルマッサージについて、もっと詳しく知りたい方は、「簡単!自宅でできるアーユルヴェーダ式オイルマッサージ」をご覧ください。

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