インドの手仕事3:壁画が見事「ミティラー画/マドゥバニ画」|ビハール州・小さな村編 – インド号

ランティーとジットワルプルという地名で揉めます
壁画を発見!!
偶然声をかけてくれたのはミティラー画一家
ミティラー画の宝箱
ランティーとジットワルプルという地名で揉めます
ランティーの地図や看板の写真

インド号がドライバーさんに、目的地としてお願いしたのは、ランティー(Ranti)とジットワルプル(Jitwarpur)の2ヶ所。

ランティーとジットワルプルという地図上の異なる場所にある二つの地名にも関わらず、突然ドライバーさんが、「これは一つの場所の名前で、ランティージットプルだ!」と言うようになりました。
(もはや、ジットワルプルでも無いです…。)

インド号が、いくら地図を見せて2つの場所を示そうが、ロードサインの写真を見せようが、ただ怒鳴ってくるだけで聞く耳を持ちません。毎日毎日ヒドイもんです。

刺繍、ペーパーマッシュに続いて、目的地に行くだけでも苦労しそう!

壁画を発見!!
ドライバーさんと揉めながらも、どこかにヒントがないかキョロキョロ探していると、何とか向かってもらえたジットワルプルで、走る車の中から遠くに見える壁画を発見!遠視でよかった!!
急いで車を停めさせ、降りて駆け寄るインド号。

すると…、後から付いてきたドライバーさんが、突然元から知ってた場所に自分が案内してきたかのように振る舞い始めました。
アレレ???またも訳がわからなくなってしまうインド号でした。笑

それでも壁画を見つけた喜びでいっぱい。

Jitwarpurの学校の壁画と子どもたちどこを見ても絵が描かれています柱にも神さまの絵。奥にはおじさんたち。
隠れん坊。裸ん坊。壁画を眺めるインド号廣瀬
学校の向かいの景色マドゥバニの子供壁画とインド号田村
偶然声をかけてくれたのはミティラー画一家
子どもたちと遊んでいると、知らない男性が話しかけてきました。
その方にも自分たちが求めているものを伝えると「壁画のある場所を知ってるよ」「自分の家だよ」「Indu Deviの息子です」と言うのです。
Indu Deviさんは、今は亡きナショナルアワードを受賞したミティラー画家さんなのだそうです。

興味を示すと、近くにいた奥さま、娘さん、甥っ子さんも登場しました。
ドライバーさんは、行くな!と強く引き止め、車に戻れ!と言います。息子さん一家にも、何か強い口調で文句を言っています。

インド号が信頼したのは息子さん一家。ドライバーを無視して、車の入れない村へ、連れて行ってもらいました。

あぁ、なんだかとってもステキな村!!ワクワクします!!

マドゥバニの村ゴーダナ画家のお嫁さんIndu Deviさんご一家
ジットワルプル村のみなさんとインド号田村お嫁さんの手に入ったタトゥー
ミティラー画の宝箱
マドゥバニの村の風景結婚式に集まる人々マッドアート。手前にはハヌマーンのタイル
キッチンにお邪魔するインド号廣瀬顔がミティラー!働き者凹凸のあるレンガの壁画入り口を彩るミティラー画
村の至る所に、壁画や泥壁画(マッドアート)があります。
目的のIndu Deviさんのお宅は、特に見事な壁画で、遠くからすぐ気がつきました!

ミティラー画の壁画ナショナルアワードIndu Deviさん
ナショナルアワードの盾窓から覗く村人たちIndu Deviさんの写真いろいろ息子さんの描いたブッダIndu Deviさん、息子さん、お嫁さんの作品を拝見
外で待つ人々帰りに付いてきたかわいい子どもたち
小さなお家の中には、ndu Deviさん自身の遺作や、息子さんの描いたミティラー画、お嫁さんのゴーダナ画(入れ墨)作品が詰まっていました。貸し切りの美術館みたい!

帰り道は、子どもたちがぞろぞろと付いてきました。
村には、たくさんミティラー画家さんがいることがわかりましたが、Indu Deviさんの作品は飛び抜けてステキでした。

車で通れる道からは、決して気づかなかった生活圏。
道ばたで、偶然息子さんに声をかけていただけて、とても幸運でした。

Ayaka