南インド・ケララ州で感じたカースト制度

ヒンドゥーのお寺

下の身分の人に触れない

カーストは表向きは無くなっていることになっていますが、しっかり存在していました。

写真とは別の、あるお寺でプラサーダ(おさがり)を受け取るとき、わたしが手のひらを差し出すと、お坊さんが少し上から落としました。なんだかとても失礼な感じを受けました。

後日、バラモン階級の方が、上から落とす理由について教えてくれました。
それは、身分が下の人たちに触れないようにするためなのだそうです。下の人に触れるとけがれてしまう…。
はじめから相手が自分より下だと思って接しているというのは、やはり失礼なことだと思いました。

バラモンジョーク

教えてくれたバラモン階級の方にチャイやおやつをご馳走になりながら、ケララ州のマラヤラム語を習っていると「お金を払って」と言われました。
これまで出会った人々は、コミュニケーションとして親切に教えてくれる方たちばかりだったので、聞き間違いだと思いました。すると、微妙な空気を察したのか、言葉の意味を説明してくれました。

バラモン階級である彼は、人に教えたりプージャなどのお祈りの儀式を執り行うことでお金をいただいているから、人に教えた=お金をいただくのが当たり前という常識に基づくバラモン的ジョークだったそうです。

学校選びにも影響

カラリの師匠グルカルのお嬢さんが通っていた政府の学校には給食がありました。それはとてもラッキーなことなんだそうです。
その学校に入学できているのも階級が高かったからというのが大きな条件で、下の階級は入学できる枠が少なくなったり、そもそも受け入れてもらえないのだそうです。

ムスリムの結婚式に参列したときも、新婦は新郎より低い階級だったので、身分の違いから猛反対を受け1ヶ月の断食を強行して許可を得たとのことでした。

インド号ポイント

家柄、身分、階級、とても身近にあるものでした。

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