インド旅行は英語があれば大丈夫?!快適な旅にヒンディー語が必要な理由

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「インドは大抵英語が通じます。」

旅行ガイドブックなどに、こう書かれてあるのをよく目にします。日本に住んでいるインド人も「インド人は、みんな英語わかるよ」なんて言うことがあるので、「インドは英語があれば大丈夫なのか」と思う人も多いかもしれません。

でも!
これからインドに行かれる方に、ぜひ知っておいてもらいたいです。

インド、意外と英語通じません!(インド号調べ)

インドで英語が通じるところ・話せる人

人それぞれ旅行の目的や滞在の仕方が異なるので、「英語で何不自由なく過ごせた」という方もいると思います。インドでは、以下のような場所で英語が通じます。

ニューデリーのカーンマーケット

人気のショッピングエリア、カーンマーケットはほぼ英語OK!

  • 空港
  • 有名な観光地
  • 外国人旅行者が多いホテル
  • ビジネス街
  • ショッピングモール
  • ちょっと高めのレストラン
  • 外国人が多く住んでいるエリア
  • 病院

とにかく、外国人が多く出入りするような場所は、英語が通じることが多いです。「通じる」というより、英語が話せる人「も」いる、といった感じでしょうか。

インド人の中でも、上流階級の人たちは小さな頃から英語で教育を受けてきたり、家族だけの場合でも英語で話す方が楽というような人たちもいます。日本の企業で働いているようなインドの人たちも、そういう方が多いようです。

以前ホームステイしたアーメダバードのおうちでは、お父さんは英字新聞を読み、家族みんなが英語で会話をするくらい、英語がペラッペラでした。早口すぎて全然聞き取れません!インド人の中にも、ヒンディー語よりも英語の方がラクという方もたくさんいます。

首都デリーですら、英語がわからない人はいっぱい!

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上記のような外国人が多い場所では英語が通じますが、実際には、大都会である首都デリーであっても英語がわからない人の方がずーーっと多いのです。

  • 空港からのタクシーのドライバーさん
  • ホテルの裏にある定食屋さん
  • 道端のチャイ屋さん
  • 高速バスの運転手さん・車掌さん
  • リキシャのドライバーさん
  • テイラーさん
  • ローカルマーケット
  • 宿のスタッフ

などなど、英語が通じないことがほとんど。

ツアーではなく個人でインドを旅行している方は、同じような経験をしているのではないでしょうか!?

英語が通じない英語ドライバー

英語が話せるドライバーさんを手配しているにもかかわらず、ほとんど理解してもらえなくて意思疎通ができなかった…なんてことは数えきれません。

デリーではないですが、以前旅行会社で英語ドライバーを手配したときのこと。
挨拶や予定などの会話はできるのですが、「FOOD(食べもの)」や「HUNGRY(お腹すいた)」という単語がわからなくて、お腹ペコペコで食べものにありつけなかったことがありました。

ビハール州フォークアートの旅1:刺繍

160718-english-hindi-09ある州都では、目的地とよく似た名前の違う場所に連れていかれてしまったことがありました。「ここじゃない。あっちに行って」と言っても「ここです」としか返ってこなくて、目的地をドライバーさんに理解してもらうために周りにいる人達を何人も巻き込んで、ちょっとした騒動になりました。笑

こういうときには、英語を話す人を見つけるか、携帯を契約していたらGoogle Mapなどの地図アプリを使って、自分でナビをするのがオススメです。

歩きで道に迷ってしまったときには、年配の方よりも若い人たちの方が英語が分かることが多いので、若い方やビジネスマンに助けを求めるとスムーズだと思います。

ホテルのスタッフ

1泊1000ルピー〜2000ルピーくらいの宿では、オーナーは英語が話せるけれど、スタッフたちは英語ができないことはよくあります。お湯がでないとか、wifiが使えないとか、何か問題がない限りはいいのですが、心地いい滞在を考えると、やっぱり英語が通じる方が安心感がありますよね。

ホテルの場合は、チェックインのときなどに、英語が話せる方の名前を聞いておいて、お願いがあるときや困ったときに、「◯◯さん、いる?」と呼んでもらうようにするとスムーズです。その方が留守だった場合でも、電話をかけてくれることもあります。

ローカル食堂

160718-english-hindi-07食堂では英語が通じなくてもそこまで困ることはありませんが、「これは何ですか?」って聞いたのに、「1つですね?」なんてオーダーが通ってしまうことがたまにあります。

デリーで屋台のようなカレー屋さんを見つけたとき、英語はまったく通じなかったけれど、ヒンディー語の食材名で意思疎通できたこともありました。

「これは何ですか?(イェ キャ ヘ?)」や、お料理の名前は少し知っておくと、より楽しめると思います。

テイラー

160718-english-hindi-05英語が通じないことをもっとも痛感したのは、テイラーです。

街角の小さなテイラーにいくつかお直しや服の制作をお願いしたときのこと。オーナーさんは英語が話せたので安心していたら、受け取りにいったときにはミシンの職人さんしかいなくて、「ここをこう直して」ということや「次、いつ受け取りにきます」「お店は何時に開きますか」など、なーーーんにも伝わらなかったのです。

数字を紙に書いてみたり、身振り手振りで表現したり、歩いている人に協力してもらったり、これはとっても苦労しました。。

余談ですが、こんな「まったく通じない!」というときには、拙い英語でアレコレ説明するよりも、日本語で「あれを、こうして」と心を込めて話す方が伝わる気がします。

少しのヒンディー語が旅をスムーズに!

観光地にそんなに行かないインド号は、大好きなローカルマーケットや田舎などで「やっぱり通じない!」と思う経験を繰り返し、ひとつの結論にたどり着きました。

インドを快適に旅するには、ヒンディー語は少しでもできる方がいい!

広い広いインド。
もちろん、ヒンディー語が万能なわけではありません。

ケララ州だったらマラヤラム語だし、グジャラート州はグジャラート語、オリッサ州はオリヤ語…。州によって言葉がちがうので、インド人なら誰でもヒンディー語が話せるわけでもありません。

それでも、英語より理解できる人が多いヒンディー語。北インドでは特に汎用性の高いヒンディー語。

ひとりでも多くの人に「思ったことを伝える手段」として、ヒンディー語を話せた方がいいと思っています。どこの国でもそうですが、その土地のことばが少しでもわかると、人々がぐっと身近に感じられるから!

インドに住んでいてもヒンディー語が必要ないという人の話

「ペラペラではなくても、少しでも、絶対ヒンディー語はできた方がいい!」と確信してヒンディー語を学びはじめたところ、デリーに住んでいる日本人男性の発言に衝撃を受けました。

「日常でヒンディー語使うことなんて、ほとんどないよ」

彼は、会社にすすめられてヒンディー語を3ヶ月間習っていたので、基本の文法は理解しているし、簡単な会話ならできるのに、です。

なぜ!??

詳しく聞いてみると、その彼が住んでいるのは、日本人をはじめ外国人が多く住む高級住宅街。そのエリアにあるレストランやスーパーなどでは、英語が通じます。

リキシャなどは少し値段が高くなりますが、行き先を告げて、降ろしてもらうだけなら英語だけで問題ありません。日々会社と自宅を行き来して、買い物も決まった場所でするのだとか。

ヒンディー語を使う機会がないというより、「使わなくても生活できる」ようでした。

結論:相手へ要求がなければ、英語だけでも十分。
相手に伝えたいことや理解したいことがあるなら、ヒンディー語を学んでみよう

リキシャの値段にしても、マーケットでの買い物にしても、テイラーの仕上がりにしても、「こうしてよ!!」と強い要求がなく、すべて許容できるのであれば、英語だけでこと足ります。

前述の彼のように、ゆったりとした心で色んなことが受け入れられたら、それはそれは旅もラクでしょう!

その心の余裕は少しうらやましい気がしましたが、せっかくのインド滞在。わたしたちには「お願いごと」も「伝えたいこと」も「もっと知りたいこと」もいっぱいあります。

少しでも理解できることを増やしたい。
土地の人たちとの距離を近くしたい。

ペラペラになるのは夢のまた夢だけれど、少しのヒンディー語が旅に彩りを添えてくれるはず!そう信じて、少しずつヒンディー語を学ぶことにしました。

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