発祥の地インドのアーユルヴェーダと病院ツアー 2008

現地でのアーユルヴェーダカラリパヤットゥ

南インド・ケララカヌールには、アーユルヴェーダ病院や薬局、アーユルヴェーダ製薬会社、お薬の原材料問屋などがあります。近所のお宅が、普通のお宅だと思っていたら、実はお薬を作っていたということもありました。
あるときはラジオから「アーユルヴェーダ」や「カラリパヤットゥ」という言葉が流れてきます。
アーユルヴェーダ病院の場合、親から病院を引き継いでいても、ドクターになるためには大学での勉強が必要です。
カラリパヤットゥの診療所の場合、学校ではなく師匠に弟子入りして学んでいきます。

日本ではアーユルヴェーダと聞くと「オイルを額に垂らすイメージ」だったり「エステのようなイメージ」が強いようで、「アーユルヴェーダの病院があるの?!」と不思議に思われることが多いです。

アーユルヴェーダ発祥の土地インド。その中でもアーユルヴェーダが日常に根付いていて、当たり前に存在している土地の雰囲気を感じてみてください。

実際のアーユルヴェーダ病院を覗いてみよう

PVA Ayurvedic Pospital アーユルヴェーダ病院外観
インド号田村の習ったアーユルヴェーダ病院の外観

ヒルを使った血液を抜く治療をするドクター お薬を探す院長
ヒルを使った血液を抜く治療をするドクターとお薬を探す院長。

わたしが、アーユルヴェーダを学び・治療を受けたところは、アーユルヴェーダの総合病院でした。
何科・何科と分かれているのではなく、患者さんは、なんでも相談にやって来ます。
院長はお話好きで、一人一人の患者さんにかかる時間が長めです。
でも、アーユルヴェーダでは問診が大切なので、きっとどの病院でもきちんと話を聞いてくれるはずです(そう願います)。

かわいいアーユルヴェーダセラピストたち 待合室
施術前のセラピストたち。待合室にはマラヤラム語と英語の新聞や雑誌が置いてあります。

診察は、問診だけでなく、患者さんが診察室に入ってくるときの足取りや話し方など、あらゆるところをヒントにして行われます。
患者さんの年齢も幅広く、赤ちゃんからお年寄りまでやってきます。
一家総出でやってくる方もいれば、友達と来る若者たちもいます。付き添いがいることが多いです。

赤ちゃん連れのお母さんたち
赤ちゃん連れのお母さんたち

院内薬局
院内の薬局

相談内容は、軽い不調だけでなく、進行していて手の施しようがない状態、腰や膝などの痛み、アトピーなどの皮膚疾患、定期検診、精神疾患など、さまざまです。

この病院では、数名の入院患者さんを受け入れていましたが、ほとんどの患者さんは通いでした。

アーユルヴェーダ病院の受付
アーユルヴェーダ病院の受付と患者さん

診療の流れ

  1. ドクターの診察を受ける
  2. (必要に応じて)セラピストの治療を受ける
  3. お薬の処方をいただく
  4. 院内の薬局で受け取る
  5. 受付でお金を支払う
  6. 薬の在庫がなかった場合、外部の薬局で処方箋を渡して購入する

病院で働く人々

まず院長先生がいます。その下に数名のドクターが在籍しています。
卒業したばかりのインターンのドクターもいました。
ヒンドゥー教・イスラム教・キリスト教の男女セラピストや、お薬を作る先生が住み込みで働いていたり、毎日自宅から通う受付の人がいました。

アーユルヴェーダ病院の受付
お薬の先生(左から二番目)とセラピストたち。

わたしにとっては、アーユルヴェーダを学ぶ環境として最高の場所でした。
実際の患者さんと触れあい変化をみることができ、習ったことをすぐに実践する場があり、実践しているセラピストたちの姿を見ることができ、患者さんの声を聞くことができ、習った施術を自分自身もパンチャカルマ治療として受けて実感することができ、一人の先生につきっきりでヨガも習え、お薬を作ることもできるという、あらゆる角度でアーユルヴェーダを自分の体験として入れることができたからです。

※病院の様子は、2008年当時のものです。現在はカヌール中心部から郊外へ移転し、宿泊設備などを備えた施設になりました。

続いては、世界最古の武術と言われるカラリパヤットゥで培われた療術を行う診療所の様子をどうぞ。

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