カヌールの幻想的なお祭テイヤムTheyyam 2015

カヌール地区の伝統、テイヤムとは?

テイヤム(Theyam, Theyyam, തെയ്യം)とは、南インド・ケララ州北部のカヌール地区(ノースマラバール North Malabar)で行われているお祭りです。

日本のなまはげを思い起こさせるような子どもを脅かす神さまや、火に飛び込む神さまなど、土地やお寺ごとにさまざまな形があります。

テイヤムの神様をやるカラリのお弟子さん

激しく動き続ける神さまになるのは、伝統武術カラリパヤットゥの使い手が多いとのこと。

「このテイヤムは僕だよ」いつも会っていたカラリのお弟子さんもその一人でした。こんなに若い男の子だったとは!

テイヤムが行われるシーズン

毎年11月〜5月が、テイヤムの季節です。
下記リンクのカレンダーに、全部ではありませんが、各地で行われるテイヤムの予定が載っています。
テイヤムカレンダー

例外として、ムタパン Muthappanという神さまの一番有名なテイヤムは、パラシニカダヴというお寺で一年を通して行われています。
ノンベジ・お酒も飲む神さまムタパン Muthappan 1:本山パラシニカダヴ

地元の人が楽しみにしているテイヤム。
この独自の文化であるテイヤムに魅了される人は多く、それだけを目的にインドへやってくる人もいるのです。

本もたくさん出版されています。

Theyyam: The Other Gods (English Edition) Reflections of the Spirit: The Theyyams of Malabar Dance Of The Spirits: A Novel (English Edition) 

2015年にカラリの師匠に訪問の連絡をすると、「一番近くの地元のお寺でテイヤムやるよ」とのこと。
思わぬベストタイミングです!

前夜祭

カラリの師匠のお宅へ向かうと、すでにご自宅前の通りがお祭りモードに飾り付けされていました。
ワクワクした空気が漂っていて、出ている人も多く、いつもと雰囲気が違います。

今回の主役であるBhagavathiとPottanも鎮座していました。

幸運にもお隣が空き地になったばかりで、お祭りのためのドラム演奏 Chenda Melamの会場となっていました。
円になって、激しくドラムをかき鳴らします!

ケララのドラム隊

夜遅くまで続きます…

テイヤムの本祭は、明日の早朝。
今夜は好物のチキンビリヤニなどをご馳走になりながらのパーティです。
2階のテラスは特等席。いろんなチームの競いあうように叩くドラム演奏が楽しめました。

お寺へ向かうパレード

続いてパレードがはじまりました。お寺に向かうパレードです。
ケララのメインビジュアルの一つでもあるのが、このカラフルなパラソル。
ピアスのモチーフとしても人気です。
白地に金糸のケララサリーを身につけた人々や、ジャスミンの生花で美しく髪を飾る人々の波。キレイ!

ケララのカラフルなパラソル

キラキラと電飾で彩られた神様の乗った車が通ったり、師匠のお嬢さんが伝統ダンスの衣装を身につけて参加していたり、親戚の子供が、虎に扮して激しく踊りまわったりしていました。

「危ないから外に出ないように」と言われます。
明日行われるテイヤムの本祭まで、今夜はとりあえず寝ましょう。

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まだ暗い早朝、激しく燃え盛る炎へ入るPottan

早朝、カラリのお弟子さんがお迎えにきてくれて、一緒にお寺へ行きました。
暗い中、参道にはほんの少しお店も出ていました。

いつもはあまり人のいないお寺ですが、今日は多くの人が集まっていました。昨夜からずっといる人も多いのでしょう。

テイヤムの為にお寺も電飾で飾り付け

Pottanが登場し、にわかにザワつき始めました。
火を使い、儀式を行い、ドラムの音、神様のダンス、盛り上がりがどんどん高まっていきます。

火に入る神様

そして、遂にPottanが大きな焚き火の中へ!
寝そべり、起き上がり、踊り、また寝そべるを繰り返し、会場の熱気はますます高まります。

火に入る神様。すごい筋肉。

時折選ばれた人が呼ばれ、願いを伝えると、メッセージをもらいます。

今回のテイヤムで選ばれた人

何度も何度も繰り返し、激しい火の中へ入り、大部分の飾りは焼け落ちました。
お堂へ戻ると、周りの人が仰いで熱気を冷まします!

夜が明け、新たな局面へ

朝が明けるころ、新たな儀式が始まりました。

お祭りを楽しむカヌールの人々

お面をつけ、人々を脅します。

覚醒したかのように、広い範囲を走り回り、群衆に駆け込んだり、たいまつを振り回したり、高い木に登ったりします。
行く先、行く先へインド号も追います!追いかけられたら、急いで逃げます!

さぁ、帰りましょう

テイヤム後、お寺からの帰り道

熱気を間近で感じて、興奮しっぱなしでした。楽しかった!

「そろそろ行った方がいい時間かな?」と離れて見ていたお弟子さんを探すと、二人のうち一人はもう帰ってしまっていました。
すっかり夢中になってしまったインド号。

さぁ、戻りましょう。

【3分動画で見るテイヤム】

約3分にまとめました。
最後に、激しいドラムの音やダンス、会場の熱気をお楽しみください!

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