今を生きよう2:この一瞬を大切に

「今」というこの一瞬だけをみると、ただ「生きている」だけで十分ということに気づきます。未来や過去のことを考えはじめると、とたんに生きているだけではモノ足りなくなって、悩みも不安も欲も次から次へと出てきてしまうのです。

未来でも過去でもない「今」を生きよう

わたしたちが抱える不安は、ほとんどすべてが未来か過去のことです。

未来は、何がおこるか誰にもわかりません。考えてもわからないから、不安になる。それは当たり前のことです。「もし将来お金がなくなったらどうしよう?」「もし大切な人が亡くなったら?」考えたらキリがありません。でも、「今」はその問題は起きていないのです。今はとても平穏なのに、未来のことを考えて心をかき乱してしまう原因は、他でもない自分です。

同じように、過去起きたことをいつまでも悔やんで、今目の前にあるものを見られなくなってしまうこともあるでしょう。すべてのできごとは、過去に起こったことで、今は何も起こっていません。同じことがまた起きるんじゃないかと不安になってしまっても、過去と今の自分は変化しているし、環境だってちがいます。同じことが起こるとは限らないのです。

過ぎたことは忘れちゃいましょう。過去にとらわれ続けていては、今生きている「自分」が見えなくなってしまいます。忘れ上手は、今を生きるのも上手なのですよ。

今は、今しかないのだから、ちゃんと顔をあげて前を向いていましょうね。

数字よりも、感覚を育てよう

未来のことを予測して、数値で表わされることがあります。未来のことで「確実」なんてことはありえないのに、具体的な数値を提示されると、まるでそれが「真実」かのように思えてしまいます。

でも、数字はあくまで「目安」で、予測したものでしかありません。絶対ではないし、当たるか当たらないかもわかりません。

そんな不確定な数字をアテにするよりも、ひとりひとりが持っている「感じる力」を育ててみましょう。

たとえば天気予報。明日の降水確率は○パーセントという数字を信じて準備するよりも、「星が出ているから、明日は晴れそうだな」「雨が降りそうな空の色だな」というように、自分の感覚を使う方がずっと自然で楽しいです。

「気温が25度だから」と予報の数字をあてにして服を選ぶよりも、外に出てみて「肌寒いな」「風邪気味だから、一枚羽織ろう」と、今自分がどう感じているかということに耳を澄ませて行動してみましょう。

わたしたちは、決して数字では表すことのできない、大切な「感覚」をもっているのです。
少しずつでもそれを育てていきましょう。

見えないものを信じすぎないで

壁にぶつかったとき、占いやスピリチュアルなどに頼ってしまうこと、ありませんか?インドでも占星術はたくさんありますし、生まれたときに子どもの人生を占うこともよくあります。見えないものの力を信じること自体は、悪いことではないですし、否定はしません。「自分以外の大きな力がある」という意識は大切なことです。

けれど、見えないものを「信じすぎ」て、自分の感覚を信じられなくなってしまうのは、本末転倒。

前世はなんだったのか、未来には何が起こるのか、どう進めば成功するのか…。答えを教えてもらえれば、心が楽になるかもしれません。でも、わたしたちが生きているのは「今」なのです。

どれだけステキな未来を予言されても、その未来ばかりをぼんやりと考えているだけでは、その未来は永遠にきません。自分の未来は、努力でいくらでも変わります。

自分と向き合いながら進んでいくからこそ、人生にはたくさんの学びがあります。自分の声に耳を澄ますこと、勇気を出して決断すること、ちゃんと失敗すること、きちんと自分の心と向き合うからこそ得られる宝ものがいっぱいなのです。

自分に自信がないときには占いや神さまのことばが助けになることもありますが、本当に大切なのはいつだって今生きている自分です。だって、あなたを生きるのは、「あなた」しかいないのですから。

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