パンチャカルマ日記⑥:アーユルヴェーダで人気No.1!シロダーラ Shirodhara

ピリチリに続き、処方されたのはシロダーラでした。

シロダーラとは?

Shirodhara シロダーラ
Shiro(頭)+Dhara(垂らし続ける)
サンスクリット語で「頭部に垂らし続ける」という意味です。

額にオイルを垂らすトリートメントで、アーユルヴェーダのメインビジュアルともなっているのでご存知の方も多いでしょう。全身ではなく頭部のトリートメントのため、服を着たまま受けることができます。

日本では、豪華なサロンで行う優雅なトリートメントというイメージが強いですが、インドのアーユルヴェーダ病院では本格的な治療として活用されています。

頭部以外に行う場合はシロ(頭部)ダーラではなく、ジャヌ(膝)ダーラなど呼び名が変わります。

こんな方におすすめされます

  • 眼病
  • 副鼻腔炎
  • 白髪
  • 記憶喪失
  • 不眠
  • ストレス
  • めまい

使用するのはオイルだけではありません

ごま油を使用するものだと思われていることが多いのですが、実際には垂らすもの=液体であり、オイルに限らず症状に合わせて様々な液体を用います。

  • オイル(タイラダーラ Thailadhara)
  • バターミルク(タクラダーラ Thakradhara)
  • ミルク(クシーラダーラ Ksheeradhara)
  • ココナッツウォーター
  • 母乳
  • 水(ジャルダーラ Jaldhara)

大切な司令塔である脳を含む頭部に垂らし続けるということは、その液体が染み渡るということです。化学的な液体など歴史が浅いものを使用するのは危険なのでやめましょう。

シロダーラのよくある誤解Q&A

Q. 眉間のチャクラに垂らすんですよね?

A. いいえ、誤りです。刺激に敏感な一箇所に垂らし続けることはしません。
額全体や頭部に絶え間なく行き渡らせ、適宜手で誘導します。この手で撫でられる作業が安らぎを増します。

Q. ストレス解消のトリートメントですよね?

A. ストレスにも良いですが、それだけではありません。シロダーラはこんな方におすすめされますをご覧ください。

Q. ごま油を使うんですよね?

A. 日本のみならず、誤解が多いポイントです。

実際の治療では症状に合わせてお薬として液体を処方しますが、日本のサロンでトリートメントを受ける方はリラックス目的の場合が多いので、手に入りやすくアーユルヴェーダでおすすめされているごま油を使うことが多いのです。

また、ダーラのような大量のオイルを使用するトリートメントに、本格的なアーユルヴェーダオイルを使用すると、とてつもなく高額になってしまうというのも、ごま油が広く使われている理由です。

アーユルヴェーダオイルが身近に手に入るインドのリゾートであっても、ごま油を使用していることがままあるそうなので、インドで受ける際はドクターの常駐している施設に行くことをおすすめしています。

実践!7日間連続シロダーラから得た深い休息

吊るす前のダーラ用ポット

吊るす前のダーラ用ポット

シロダーラがはじまる少し前、アーユルヴェーダを本場インドで学ぶよう提言してくれた大好きな祖母が危篤になりました。

日本に帰国すべきかどうか悩みました。心がザワザワと落ち着かず、睡眠が浅くなったり、食欲が落ちたり、急に強い悲しみの波が襲ってきたりしました。そんな風に心が疲れて、頭がギューっと締め付けられるようになっていた時期に、シロダーラのタイミングがやってきたのです。

ベッドに横になり、目を閉じると、温かいオイルのなめらかな感触が絶え間なく頭皮をつたい、時折セラピストの手でやさしく撫でられる感触というのは、とてもとても安心する時間でした。
水に仰向けに浮かんでいるのが好きなのですが、それと似た感覚も受けました。自然の力が凝縮した手作りのオイル自体の作用も相まって、シロダーラによって得られた短時間での深い深い休息。とても助けられました。

そして、勉強半ばで日本に帰ったら、祖母はきっと喜ぶどころか叱るだろうと思いました。自分が今何をすべきか考えたとき、インドで最後まできちんと学ぶことだとしっかり心を決めることができました。

インド号ポイント

ときどき、シロダーラで気持ちよさが得られなかった、頭が痛くなったという意見を聞きます。
とても敏感な部分に作用するものなので、環境や安心感がとても大切。基本は7日のこのトリートメント、数日続けるうちに信頼が高まり気持ちよさが増すことも多いです。
セラピスト側は、音をたてないように気遣う、話さないように気遣う、オイルの温度や速度に気遣うなど、多くの配慮が必要なトリートメントです。

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