豊かな食文化を育む!インドの宗教:ケララ州の場合

一人一人の心の中にある神さま

インドへ行く前、アーユルヴェーダトリートメントの始まりには、アーユルヴェーダの神さまダンワンタリDhanwantariへお祈りをすると聞いていました。
実際そうしている施設もあります。

でもインド号田村の習ったケララカヌールのアーユルヴェーダ病院には、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教のセラピストがいて、彼らはそれぞれが信じる神さまに心の中でお祈りをしていると言っていました。なんだかとっても自然なことに思えました。
そして、それこそがカヌールっぽさを表していると感じるのです。

道ばたのムタパンの祠

道ばたで、ムタパンの祠を発見

カヌールには、ヒンドゥー教の寺院、イスラム教のモスク、キリスト教の教会、地元の神さまムタパンのお寺や祠、伝統武術カラリのお寺や、聖者が祀られている場所などがあります。
一人一人がそれぞれ、信じるものが祀られている場所に参拝します
ムタパンはヒンドゥーのお寺と思っていたら、イスラムの人も行きます。
伝統武術カラリのお寺でも、ヒンドゥーのグルカル(師匠)もイスラムのグルカルもいるので、宗教は関係ありません。

ヒンドゥーのご家庭では夕方、オイルランプを玄関口に灯します。
それについて子どもたちに聞いていると、「キリスト教のお宅ではこうするんだよ〜」と楽しそうに友達の家の習慣について教えてくれるのです。

宗教や出身地などで特色のある食文化、それが融合しているため、いろんなものを食べることができます。

診療所では、食べものや習慣から、病の傾向が変わるのです。
それでも、クリスチャンの料理と聞いていたものを、ヒンドゥーの人が好物だと言っていたりして、それぞれの宗教のベースを大切にしつつ、いいと思うところは混ざり合っている感じがします。

イスラム教、ヒンドゥー教、キリスト教が一つになった額

カヌールに売っていた、イスラム教・ヒンドゥー教・キリスト教が一つになった額


ヒンドゥー教

一番多いのはヒンドゥー教です。ヒンドゥーのお寺がたくさんあります。ヒンドゥーの中にもたくさんの神さまがいて、どの神さまを一番信じるかは、家族でも同じではありませんでした。
車に乗るときは障害の神さまガナパティ(別名:ガネーシュ)、勉学のときはサラスワティ(別名:弁財天)など、シチュエーションによっても分けられていました。

イスラム教

二番目がイスラム教で、わたしがよく通る道にモスクがあり、礼拝の時間になると入口にたくさんのサンダルが見られます。
ラマダンというイスラム教の断食の月になると、多くのイスラム教の人はお店を閉めました。
市場付近の半分?!と感じるくらい多くのお店が閉まったのです。そのときイスラム教の人のお店が多かったのだと知りました。

キリスト教

カヌールの教会

病院近くの教会。たくさん集まってきています。

カヌールの赤い顔のサンタのお面

カヌールの市場で見つけたサンタのお面。なぜか顔が赤いです。

三番目がキリスト教です。
習ったアーユルヴェーダ病院のすぐ近くに教会がありました。

教会も裸足で入ります。
祖母が亡くなったとき、アーユルヴェーダのクラスメイトの祖母の命日のとき、パヤッサムというおやつを配るというとき、ちょこちょこお邪魔しました。
シンプルな作りの教会もあれば、大きくて派手なマリア像が飾られていてライトアップされているところもありました。

 

インド号ポイント

育った環境や、人によっても、宗教観は違い、他の宗教をあまりよく思っていない人ももちろんいます。
否定したり冗談にしたりしないように気をつけてくださいね。また、へたに宗教について質問すると、果てしなく説明されることもあります。

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