インド旅行に必須!誰でもできるリキシャ交渉術

リキシャは、インドを旅行するときにかかせない旅の足です。
にもかかわらず、デリージャイプールのような観光客が多い町ではほとんどの場合、メーターを使用しないので、移動の度にドライバーとの交渉が必要になってしまいます。

交渉をコミュニケーションとして楽しめる人はいいのですが、苦手な人も多いですよね。でも、ちょっとしたコツを知っておけば、どんな人でも気軽に交渉ができるようになります。

インド号流 リキシャの交渉術をまとめました。レッツトライ!

ラージのリキシャ

なんとなくでも、自分の中で払っていい額を決めておこう

リキシャの言い値は、ドライバーによってちがいます。ぼったくろうとする人もいれば、そうでない人もいるし、乗る人が旅慣れているかそうでないかで金額が変わることもよくあります。
ドライバーは行き先や人を見て金額を言うのです。

まず、わたしたちは外国人であり観光客ということを忘れてはいけません。交渉し続けて、インド人と同じ金額になることは、ほぼあり得ないと思っていいです。

その上で、リキシャに「いくらまでなら出せる」という自分の中の目安をつくっておきましょう

たとえば、地球の歩き方に「目的地まで約100ルピー」と書かれているからと言って、「100ルピーにならなきゃ絶対乗らない!」ということではなく、「100ルピーだったらラッキー」「150ルピーくらいまでだったら乗ってもいいな」くらいのゆるさです。

ブルーのリキシャ!

あくまでリキシャは、目的地まで行く手段
目的地に着くことが大切なので、交渉に必死になってなかなかリキシャに乗れないのでは、時間がもったいないし、何が目的なのかわからなくなってしまいます。

なので、適度な「落としどころ」を用意しておくのはとても大切なことです。

目安を知りたい場合には、地球の歩き方などのガイドブックを見たり、ホテルのフロントに聞いてみたりするといいですよ。

知らない町では、ドライバーに金額を直接聞いてみる

目的地までの金額がまったく検討がつかない町では、勇気を出してドライバーに聞いてみるのが近道です。英語はできなくても問題ありません。

「ニューデリーステーション(行き先)、ハウマッチ(いくら)?」

こんな感じで十分通じます。
この質問に対して、たとえば「100ルピー」と返ってきたとします。

そうしたら、まずはその半分の金額から交渉してみましょう
(デリーやジャイプールのような観光地の場合は、4分の1~3分の1くらいから始めてもいいです。)

あなたが「50ルピーで行って!」と伝えると、きっと相手の出方は3通り。

① いいよ とすんなり言われる
② ノーノーノー!!と向こうから断られる
③ 「じゃあ80ルピーでどう?」と歩み寄ってくる

それぞれ、説明していきましょう。

① いいよ、とすんなり言われた場合

150325_chennai_404この場合は、伝えた金額がちょっと高かったのかもしれません。次回からはもう少し安めの金額で交渉しよう、というある程度の目安ができるので、これはこれでとてもいい経験です

往生際悪く「やっぱり、30ルピーで」なんて交渉し直すのはNG。授業料と思って、払いましょう。

ただ、ひとつ落とし穴があります。2人以上で旅をしている場合には、降りるときに「ひとり50ルピーだから、ふたりで100ルピーだ」ということを言ってくることもあるのです。一人旅の場合でも、大きな荷物があるときには「荷物が大きいんだから、もうひとり分だ!」ということも。

最後にもめてしまうのはとても嫌な気持ちになってしまうので、あらかじめ「2パーソン、50ルピー OK?」のように、確認しておきましょう。

② ノーノーノー!!と向こうから断られた場合

ドライバー側から「こいつはお客にはならない」と見なされるのは、伝えた金額が安すぎたから。この場合は、ドライバーの言い値が適切だった可能性があります。

この場合には、ふたつのやり方があって、ひとつは、間を取って、「70」「80」…と交渉していくこと。もうひとつは、別のドライバーに交渉を持ちかけるというやり方です。

別のドライバーに行くときは、すでにある程度の目安ができているはずなので、「60ルピーで行って」というところから交渉がスタートできます。

③ 「じゃあ80ルピーでどう?」と歩み寄ってくる場合

田村、リキシャの交渉中

向こうがそもそも「100ルピー」を観光客値段として提示してきたんだということがわかります。この場合は、できるだけ強気で交渉しましょう。

ドライバー「80ルピー」
あなた「ノー、50ルピー」
ドライバー「ノー、80ルピー」
あなた「ノー、50ルピー」

という平行線のやりとりをして、相手も金額を下げない場合には
「60ルピー」と、ちょっとだけ高い金額を言ってみましょう。
それでOKになる場合もあれば、「じゃあ70で」と相手も下げてくる可能性があります。

もし、ずっと「80ルピー」と言い続けるのであれば、別のドライバーに交渉を持ちかけてみるのもアリです。もちろん、自分の落としどころとして「80ルピーで問題ない」と思うのであれば、すんなり乗ってしまいましょうね。少しでも安く乗ることより、目的地にちゃんと着くことが大切ですから。

150324_chennai_147_shopping

時には立ち去ることも交渉の決め手に!

絶対に高い金額を言ってきているのに、どうしても下げない場合。そんなときは、「もういいよ!」と立ち去るのも、交渉術のひとつ。

他の人のところに行こうとすると、とたんに金額を下げるドライバーもいるのです。

リキシャがあまりいないような場所だと命取りになってしまいますが、たくさんリキシャがいる場所では、一人のドライバーに固執せず、ダメだったら次、次、という感じでやってみましょう。

リキシャに乗る前にやっておくといいこと

① 行き先は、紙に書いておく

ちょっと地味ですが、実はこれがとっても大切。
日本人の感覚だと「地図を持っていれば大丈夫」と思ってしまいますが、インドの人は基本的に地図ではなく住所で場所を認識します。住所には通りやブロック名が書かれているので、それだけでどの場所に行けばいいのかがわかるのです。

メモしておくといい情報は、以下のとおり。

1.お店や場所の名前
2.住所(お店の名前を知らない場合でも、大体はこれで分かってもらえます)
3.電話番号(近くまで行ったけれど迷子になってしまった場合に、ドライバーさんに電話してもらうことができます)

リキシャをつかまえたら、このメモを見せて「ここ知ってる?」と聞いてみるととってもスムーズ!

普段道を聞いても「わからない」がなかなか言えないインド人ですが、リキシャのドライバーさんだと、知らない場合にはわりと断ってくれるので安心です。

② 大体でも、目的地までの距離の感覚を持っておく

高い金額を言われたときに、交渉しようとすると「すごく遠いんだ」と言われることがあります。もちろん、その言い分が正しいこともありますが、正しくないこともあります。(この曖昧な感じもインドですが…)

そんなときに、大体でも目的地までの距離が分かっていると、「たった2キロだよ!」のように、相手のいいなりにならず、適切な金額に近づけることができます。
距離は自分であらかじめ地図をチェックしたり、ホテルのフロントに聞いてみたりするといいです。

実際に走ってみると、ドライバーが言っていたとおり混雑がひどかったり、一方通行で回り道しなければいけなかったり、「あらぁ…値切っちゃって悪かったなぁ…」なんて思うこともあります。

そんなときは、降りるときに「ありがとう」って、ちょっと多めに渡しましょう。

田村ドライバーのリキシャに乗車!

ここにまとめたのは、あくまでインド号流の交渉術です。いろんなアレンジを加えたり、あなたにとって最高な方法を見つけてみてくださいね。

最初から「ぼられる!」「ぼられたくない!!」と心を閉ざさずに、気軽な気持ちで交渉してみましょう!

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