インド、停電の夜の過ごし方

輪番停電

2008年、ケララカヌールアーユルヴェーダを学んでいた当時、輪番停電が行われていました。
地域ごとに、順番に停電になります。(日本でも3.11の大地震の後にありましたね。)
はじめての停電の夜、ランプの薄明かりの中で、世界各地のNGOでボランティア活動をしてきたフランス人女性の髪に細かい三つ編みを作りながら、人々の欲求について話し合いました。

暗くて静かなところでは、言葉が集中して入ってきます

アフリカ・日本を含むアジア・ヨーロッパ、各国の小さな子どもたちを性犯罪から守る活動をしてきた彼女は、わたしがこれまでの人生で知ることのなかった衝撃的で悲しい犯罪の数々について話してくれました。

自分の欲求を満たすために、小さな小さな子どもを狙うお金持ちの人たちのこと。
自分の楽しみのために、若い女性の命を力で奪う人たちのこと。それを録画して楽しむ人たちのこと。

お金をたくさんたくさん持って、お金で買うことができてしまう状況になったとき、実際に買う/買わない選択をするのは個人。
法律で規制されているからとか、周りの目があるからとかではなく、「自分がされたらイヤ」「自分の大切な人がされたらイヤ」「後悔の気持ちが残る」「いけないことだと感じる」ことを選択しないようにするだけで、多くの犯罪は起こらないのではないかな?

そんなことを深く考えた停電の夜でした。

停電の中キャンドルを灯して楽しんでいるところ
みんなで過ごせば、使用するキャンドルの数も少なくて済みます

突然の停電が続きます

後日、海辺の家に住処を移しました。
到着したのは大雨の夜。
屋外に取り付けられた配電盤の蓋が開いていて、雨が当たってバチバチ火花が飛んでいます。
「大丈夫なのかな!?」と思ったら、案の定ショート!そのまま停電になって真っ暗。
街灯など無いので文字通り真っ暗です。ここでの初めてのお夕飯は、暗闇の中でした。

翌日、ショートした配電盤は修理されたものの、今度は近くの電柱が倒れ、電線が切れてしまい、ご近所一帯が停電になりました。
工事にやってきたのは、ジーンズを履いた若者がたった一人!
当然、何日も復旧せず、アーユルヴェーダの試験前だったので、とても困りました。
日中の陽の光が、とても貴重な勉強時間でした。

停電で困ること

いろいろ困ることがあります。

  • 電気が使えないと、道が暗いです
  • 井戸から水を汲み上げるモーターが動かないのでタンクの水がなくなると、シャワーも水洗トイレも使えません
  • 空気を攪拌して涼しさをもたらしてくれるシーリングファンが動かないから、とても暑いです
  • 色が見えないから、料理がしにくく、目でおいしさを味わうことができません
  • 勉強はとても大変です

停電でいいこと

不便なことはあるけれど、いいと思うところもたくさん発見できました。

  • 子どもたちも暗闇に慣れています
  • いつもあるものとは思っていないから、電気がなくても余裕で対応できます
  • 暗闇でも歩きの速度がほとんど変わりません
  • みんなロウソクの場所を知っています
  • 無理に何かをするのを諦めると、家族で話をしたり、のんびりする時間になります
  • 朝日がうれしい

インド号の最新情報

インド旅本 第二弾!「INDIA is #2 "positioning"」販売中ストアで見る≫
+